2016年02月17日
シロクマのイラストのブローチ!!
🌼教室で制作された作品の紹介です🌼
シロクマのイラストのブローチ!!
事前におウチでイラストを描いて持って来て、
そのイラストを元に原型を作成しました。
かわいいイラストですよね♪ (^_^)上手~!
シロクマの手には丸い石も乗っています!
☆
板状のワックスにイラストを転写させ、
ニードルやルーター(マイクログラインダー)で削り出していきます。
ニードルはペン先に針がついた道具です。
ルーター(リューター)は歯医者さんでキーーンと歯を削る機械、アレです。
ワックス用の機械は歯医者さんより小型ですが、基本は同じで、
ペン状の先端にヤスリ歯(ビット)を取り付けて削るものです。
↓
模様を削り終え、形に切り出した後は
厚みを希望の厚さまでひたすら手作業で削って薄くしていきます。
(ここはけっこう地味な作業です。)(^_^)
↓
途中グラム計りで重さをチェックしたり、透かして見たりしながら
適度な厚さまで削ってヤスリでキレイに整えたらワックス原型の完成です。
↓
後は工場で鋳造、磨き、石留めをし、
最後に後ろにブローチピンをロー付けして出来上がり。
と、これが通常の流れなのですが、今回は特別。
途中の工程で型取り用のシリコン型を作っておきました。
シリコン型さえあれば量産が可能なのです。
ひとつの原型からコピーがいくつも作れちゃうんです。
ロストワックスは作ったワックス原型がロスト(無くなる)してしまうため、
そのもの1点のみしかできないのですが、型があればその型にワックスを流し込み、
複製のワックス原型(子原型と言います)を作り、
鋳造、磨きと作業をしていけば、ほぼ同じものが出来上がるのです。
たとえばピアスの場合は左右2個、
同じパーツを繋げてブレスやネックレスにする場合などもこの方法で作ります。
通常のジュエリーショップで売られているジュエリーは
量産品ですからいろんな店舗で同じものが売られていますよね。
それもほとんどこの方法で作られています。
☆
今回のシリコン型は、通常の用途とは違って、
市販の「シルバー粘土」を使って作るためのものです。
流し込み式ではなく、押し付けて作る用の型として使うのです。
プレート状なので片面さえ型取りできれば
シルバー粘土でも同様のものができるはずです。
日本にご帰国後にやってみたいと思っているそうです。
どんなのが出来上がるか私も見てみたいです♪
🌼rex aoyamaのシルバー製作教室